著作権の保護期間(1)

著作物の利用を考える際には、その著作物が保護期間内のものなのか、パブリックドメイン(保護期間が切れた著作物)なのかを確認しなければなりません。ところが、それが一筋縄ではいかない場合があります。

著作権の保護期間は、原則として、著作者が著作物を創作したときから、著作者の死後70年(映画の著作物:公表後70年)までとなります。
保護期間の計算は、著作者の死亡の日にちからではなく、その日が属する年の翌年から起算します。要するに、翌年の1月1日から起算して、期間満了の年の12月31日に権利が消滅することになります。

それでは、次の記事からは、「一筋縄ではいかない場合」とはどんな場合のことかご紹介してまいります。